宇宙の真実

「ビッグバン」の理論を最初に唱えたのは誰?

宇宙は「ビッグバン」とよばれる大爆発からはじまり、それから膨張をつづけている― というのは、いまではよく知られている理論だが、この「ビッグバン」を最初にいいだしたのは、いったい誰なのだろうか?

 

これは、ベルギーの天文学者で神父のジョルジョールメートル。彼は1929年、「宇宙はすべての時空と物質を内部に閉じこめた卵のようなもので、爆発を繰り返して膨張を開始した」という、ビッグバン説の原型ともいえる仮説を立てた。

 

「ビッグバン(大爆発)」という言葉を最初に使ったのは、旧ソ連出身のアメリカの物理学者ジョージーガモフ。今日のビッグバン理論の基礎を築いたのも、彼である。

 

ガモフは、現在の宇宙に存在する元素の中で、重さの73パーセントを占めるのがもっとも軽い水素、25パーセントがつぎに軽いヘリウムという元素の構成比から、宇宙の初期は、高温、高密度の火の玉だったという「火の玉宇宙説」を唱え、ここからさらに、ビッグバン説を生みだした。

 

この理論は、1948年、「αβγ(アルフア・ベーターガンマ)理論」として発表されている。