宇宙の真実

光速で宇宙旅行すると浦島太郎になる?

アインシュタインの特殊相対性理論によって。「動いている人の時計は遅れる」ということがわかっている。時計が遅れるといっても、電池がなくなるわけではなく、止まっている大の時計と、動いている大の時計にはあきらかに差が出るということなのだ。

 

もし、ふたごがいて、その一方が宇宙空間を光速に近い速度で旅をして帰ってきたならば、動いていないもう一方のほうがフケこんでしまっている。これを「ふたごのパラドックス」という。

 

つまり、宇宙旅行をすれば時間が稼げるというわけなのだ。

 

とはいっても、それには先速か、先速によほど近い速度で飛ぶ必要がある。最初から最後まで先速に近いか先速そのもので飛ぶことは不可能なので、最初の何年間かを加速に使い、その後、先速に限りなく近い速度で飛んだと仮定して、その時間のちがいを比べてみよう。

 

たとえば、20年のあいだ、加速・減速を2G(地球上ではふつう引力によって1Gの重力を感じる)でおこない、宇宙空間をひとまわりしてみるとする。

 

出発が1993年1月ならば、光速の90パーセントで宇宙飛行をすると、19光年の距離まで往復でき、戻ってきたときは2036年5月。地球上では43年たっていることになる。

 

もし飛行速度を先達の99.9999パーセントまで速めることができたなら、折り返し点までの距離は2786光年。帰ってきた地球は7566年1月で、じつに5573年もたっているのである。

 

ただ、先達の99.9999パーセントまで加速させると、宇宙船の重さはもとの707倍以上にもなってしまい、これを加速するエネルギーの問題などが残る。

 

実現にはまだまだ程遠いのが、残念である。