宇宙の真実

最先端の科学者が口にする「人間原理」とは何ぞや?

現代、科学の最先端をいく天文学者や物理学者などのあいだで「人間原理」とよばれる思想が広がっている。人間原理とは、一ロにいうと、「宇宙の中心は人間である」という考え方。この場合の「人間」とは、地球人に限らず、宇宙の知的生命体全般を指す。

 

どういうことかというと・・・

 

宇宙の膨張速度、万有引力の定数、宇宙にある粒子の数など、どれひとつちがっていても、人間はこの世に存在しなかった。

 

たとえば、宇宙の膨張速度をとってみると、相対性理論による宇宙モデルでは、もしも、もっと速く膨張する宇宙であれば、銀河や星は収縮できなかったし、もっとゆっくり膨張する宇宙では、星が進化するまでに、宇宙そのものが縮まってしまっていたはずだという。

 

つまり、宇宙は、銀河や星が生まれて進化するためにあまりにも都合がよすぎるスピードで、膨張をつづけてきたことになる。

 

このような確率の低い幸運な偶然の積み重ねで、はじめて人間が生まれることができた。宇宙は、人間(知的生命体)を生みだし育むためにあるとしか思えないというのが、「人間原理」の基本的発想である。